使える数学を目指して!

数学って何のために勉強するの?という人を減らすためのブログです。お役に立てたならば幸いです。

数学

大学入学共通テストのプレテストの問題を解いてみた感想その13(数1A第5問後半)

図形の性質の後半です。新たな設問は、最後の(ク)(ケ)だけですが、掻い摘んで問題文も載せておきます。詳しくお知りになりたいかたは、こちらからご覧ください。 https://www.dnc.ac.jp/albums/abm.php?f=abm00035624.pdf&n=02-02_%E5%95%8F%E9%A1%8C%E5…

大学入学共通テストのプレテストの問題を解いてみた感想その12(数1A第5問前半)

第5問は、図形の性質です。 出典:大学入試センター 出典:大学入試センター ある2つの三角形の合同を示すことで、AB'=CXを示す、と誘導してくれています。実は、選択肢をよくみることで答えを出すこと自体は難しくはありません。何故ならば、示したいの…

大学入学共通テストのプレテストの問題を解いてみた感想その11(数1A第4問後半)

整数問題の最後です。 出典:大学入試センター 出典:大学入試センター この問題では、分銅を片方にしか乗せません。Xの質量Mグラムとつりあうように3gと8gのおもりを乗せる、つまり、Mを3と8を何回か足すことで作るということです。今回のポイントは、…

大学入学共通テストのプレテストの問題を解いてみた感想その10(数1A第4問前半)

第4問の整数です。 出典:大学入試センター 出典:大学入試センター ややこしく書いてありますが、丁寧に読み解いて、方程式を立てて解けば別に難しくはありません。(ア)1(イ)5(ウ)7 となります。 出典:大学入試センター これも別に難しい話ではな…

大学入学共通テストのプレテストの問題を解いてみた感想その9(数1A第3問後半)

前回に引き続き、確率の問題です。前回までのあらすじをざっくり書いておきます。 (問題)くじが100本ずつ入った箱Aと箱Bを同確率で選び、くじを1本引く。1本目のくじが当たったという条件付きで、そのくじは戻さずに2本目も同様に引くときに、1本目を…

大学入学共通テストのプレテストの問題を解いた感想その8(数1A第3問前半)

出典:大学入試センター 出典:大学入試センター 出典:大学入試センター 長い・・・問題文が。こういう場合は、ざっくり読んで、どこに何が書いてあるのかだけを把握しつつ軽く読むのが個人的にはお勧めです。掻い摘んで書くと、 1.箱A箱Bのどちらかを選…

大学入学共通テストのプレテストの問題を解いた感想その7(数1A第2問〔2〕後半)

前回の続きです。掻い摘んで問題を載せておきます。 出典:大学入試センター 出典:大学入試センター 消去法ではなく、ピンポイントで③を選びたいところです。相関係数の式は以下のように書けました。 そして、標準偏差とは、√(分散)で、分散とは「偏差の…

大学入学共通テストのプレテストの問題を解いた感想その6(数1A第2問〔2〕前半)

今回からデータの分析です。押さえるべきポイントを押さえているかどうかで、解くスピードが変わってくる分野です。いや、それは全部そうか・・・。言い直すと、押さえるべきポイントを教わっていない人が多い分野なのではないかと私は思っています。前半部…

大学入学共通テストのプレテストの問題を解いた感想その5(数1A第2問〔1〕後半)

前回のエントリーの続きです。 出典:大学入試センター 出典:大学入試センター 出典:大学入試センター 各時刻における面積の大小関係と書いてあるので、まずは時刻を変数として面積を表現するという道筋はすぐに分かります。 同様にして、△BQR、△CRPの面積…

大学入学共通テストのプレテストの問題を解いた感想その4(数1A第2問〔1〕前半)

12月になって、大学入試センター試験まであと約1ヶ月、受験生はたくさんの問題を解いていることと思いますが、是非、プレテストの問題も解いておくことをおすすめします。 何故ならば、前回(平成30年1月)のセンター試験も、明らかに新テストを意識した…

大学入学共通テストのプレテストの問題を解いてみた感想その3(数ⅠA第1問〔4〕)

出典:大学入試センター 出典:大学入試センター 出典:大学入試センター 出典:大学入試センター まずは、ここまでの問題文を読んで、解いてみます。(1)の問題文が始まる前までの文は、角が90度のときの正弦定理を証明しています。そして(1)では、…

場合の数の考え方(排反と独立の違い)

前回のエントリーでも書きましたが、場合の数や確率を考えるとき、「排反」や「独立」という単語を用いることがあります。この2つの言葉は、意外と混同しがちなので、しっかり意味を把握しておく必要があります。今回は具体例を上げながら、この排反と独立の…

場合の数の考え方(かつとまたは)

場合の数を計算で求めていくときに、順列、組合せ、階乗の公式や考え方を使う(個人的には順列の公式は使いませんけど)のですが、実はもっと使っている考え方があります。これは、公式化していないだけで、計算としてはバンバン使っています。無意識に。今…

場合の数の考え方(組合せの公式を理解する)

場合の数という高校の数Aで勉強する単元では、順列と組合せという2大巨頭の考え方があります。これらを求める公式もあるのですが、これをただ丸暗記するのではなく、その意味を理解することで、公式を使いこなすことができると、前回のエントリーで書きまし…

場合の数の考え方(問題を解くときに大事なことと階乗の定義について)

高校数学の範囲で場合の数を考えてみます。中学校の範囲との大きな違いのひとつとして、場合の数を数えるときに公式の利用があります。しかし、公式自体は無理して使う必要はなく、公式を導く過程の考え方の方が重要だと私は思います。何故ならば、そこが分…

場合の数の考え方(樹形図など中学校の範囲)

場合の数という数学の単元があります。要は、何パターンあるかという数の数え方について、ただやみくもに数えるのではなく、効率の良い数え方を学ぼうという趣旨のものです。これぞまさに使える数学の名に相応しい単元ですね。中学校と高校でその基礎を学ぶ…

十分条件と必要条件とは

高校の数Ⅰで勉強する論理と集合という単元がありますが、ここは苦手な人が多い単元です。中でも、十分条件、必要条件っていったい何よって人が多いと思っています。このエントリーでは、「十分条件」「必要条件」の説明と、その問題の解き方、さらにあまり学…

比の利用について考える

前回に引き続き、使える数学(算数)を目指してエントリー書きます!使える数学なんて書くと、使えない数学があるのか!って怒られそうですが、もちろんそういう意味ではありません。数学を道具として使いこなす場面について考えてみるという意味です。 今日は…

数の数え方について考える

数学の使い方をメインにブログを書きたいと思ってはいたものの、それ以外の勉強方法とか教材の使い方についての記事ばかりが先行してしまったので、バランスとるためにも本来の目的に少し戻ってエントリーを書きます。 まずは、問題です。 「試験範囲は、教…

解法暗記のコツ(数学)

↓まずはポチッと応援お願いします! 数学ランキング 今回は、このエントリー learn-for-fun.hatenablog.com の続きです。 今回のテーマの勉強、スタンダードな解法の理解と暗記、いわゆるインプットが、勉強のメインになると思われます。ここをしっかり勉強…

基礎を理解し覚えるためのおすすめの教材(数学)

昨日書いた「教材を使いこなすとは」というエントリーの続きです。 詳しくは上記のエントリーを見ていただきたいですが、数学に限らず何でも、マスターするために必要な段階があって、数学で言うと、 1.基礎を理解して覚える 2.スタンダードな問題の解法…

教材を使いこなすとは

一昨日に「塾か家庭教師かネット教材か・・・の前に」というエントリーを書きました。 ここにも書きましたが、塾でも家庭教師でも教材でも、「正しく使いこなすことが重要」であって、「どの塾、どの家庭教師、どの教材が良いか」という議論は、二の次です。…

大学入学共通テストのプレテストの問題を解いてみた感想その2(第一問〔3〕)

出典:大学入試センター 出典:大学入試センター 問題自体は難しくありませんが、学んだことを使いこなせるかという部分を試すのに良い問題だと思います。問題文を読み終わったあと、解ける人は1分で解けるでしょうけど、情報を整理できない人はモタモタし…

大学入学共通テストのプレテストの問題を解いてみた感想その1

現行の大学入試センター試験が廃止となり、2021年から新テストの「大学入試共通テスト」が始まります。そのための準備として、昨年からプレテストなるものが作られており、今年(2018年)も、今月11月に第2回プレテストが、全国で約8万人を対象として行…

数学の教え方勉強中!

「学校で勉強することって、社会に出てから何の役に立つの?」と、勉強が嫌いな子の言い訳としてだけではなく、大人が言っているのを聞くことがあります。大人の場合は、「役に立たない」と断言する人までいらっしゃる。 そんな大人が言っているのを子供は真…