使える数学を目指して!

数学って何のために勉強するの?という人を減らすためのブログです。お役に立てたならば幸いです。

センター試験の1点の重み

 今日は、平成31年度大学入試センター試験の1日目です。今日は文系科目で、明日が、理系科目の試験となっております。今年は、576,829人の受験生がセンター試験を受けたようですが、自分の教え子がきちんと解けたかどうかだけが心配です。良くても悪くても引きづらずに明日に向けて最後の追い込みをやって頂きたいと思っております。

 

 さて、1点の重みというセリフを聞いたことがある方は多いと思いますが、実際にどれくらいの重みがあるのでしょうか?計算で出してみようと思います。

 

 先程、約57万人の生徒が受けると言いました。これらの生徒は0点から満点の900点まで様々な得点を取ると思うのですが、例えば、0点の生徒はそんなには多くないですよね。得点の分布を調べたら分かりますが、ほとんどは300点から800点までの間に分布してるんじゃないでしょうか?つまり、57万人が500点の中に存在していることになります。

 

 単純に割ってみると、1点あたり、1140人という計算になります。つまり、1点落とすと、1140人から抜かれちゃうんです。これって凄い数字ですね!中間テストや期末テストでは考えられません。さすが全国規模。

 

 もっと深く考えてみると、実は、センター試験で1問1点なんてことはそんなにはありません。科目によりますが、国語なんかだと1問8点とかざらにあります。1問4点としても、1140人の4倍の、4560人も1問に存在しているんです!恐ろしや。

 

 勉強しているときは、ちょっと計算ミスしてもそんなに大変なことだと思ってないと思いますが、1問落としたら順位が4560番も下がるんです!これは、普段から意識しておいた方が良いですね!

 

 日頃から心がけていることしか本番では出せません!ついついケアレスミスしてしまう方は、今のうちから、「あ、4560人に今抜かれた!」と思って気を引き締めるようにすると良いと思います。