場合分けして考える
場合分けって、数学が苦手っていう人のほとんどが嫌いですよね。何故でしょうね?話が複雑になる気がするのでしょうか?本当は、話を複雑にしないために分けて考えているのですけれど。
この場合分けも、日常で使える数学のひとつです。というよりも、皆、無意識で使っていたりもするはずです。色んなシチュエーションで人は選択を迫られるわけで、そういうときに、「もしこうするとこうなる・・・」など、考えているはずです。今回は、その場合分けを、無意識ではなく、意識して使っていこうというお話です。
道を歩いていて素敵な異性を見かけたとします。あなたならばどうしますか?積極的に声をかけるというあなた、素晴らしいですね!行動を起こせるという能力が、人間にもっとも必要な能力なのではないかと私は思っています。でも、なかなか難しいですね。声をかける勇気がないとか、時間がないとか、色んな言い訳を考えて、自分の行動を正当化して行動を躊躇する人が大半だと思います。私もそうです。
道端でナンパするのはハードルが高いとしても、同じ職場や学校の中でも、積極的に声をかける人とそうでない人に分かれます。総じて積極的に声をかける人の方が、恋愛に発展する可能性が高いと言えます。簡単な図で考えてみます。
声をかけた後、恋愛が発展していくかどうかは、その人の魅力などの影響が大きいため一概には言えないと思いますが、確率0パーセントということはないでしょう。蓼食う虫も好き好きという言葉もあるように、人の好みは千差万別だからです。確率半々の人もいれば、1パーセントしか恋愛に発展しない人もいるでしょう。でも、100人に声をかけたら1人は恋愛に発展する可能性があるわけですからね。声をかける価値はあると言えます。
ところが、図でも分かるように、声をかけない場合、恋愛が発展する確率はゼロです。少なくとも声をかけるより低いと言っていいでしょう。あなたが歩くたびにほぼ全員の異性が振り返るような素晴らしい容姿の持ち主であれば別ですが、そうでなければ、自分の方からアプローチしなければ、それは空気と同じことです。
上の図は大した図ではありませんが、冷静に場合分けして考えるのには使えます。数学は、頭の中を整理整頓するのにも使えます。頭の中を整理するときに紙に書き出す必要がない人はそれで構いませんが、考えるのが苦手であればあるほど、場合分けなどしながら整理して考えてみられてはいかがでしょうか?