使える数学を目指して!

数学って何のために勉強するの?という人を減らすためのブログです。お役に立てたならば幸いです。

「付き合う」の定義について生徒と考えました!

 明日はクリスマスイブですね。今年は、23日24日と連休なのもあって、ゆっくり出来るクリスマスイブとなりそうです。中学生高校生は、冬休みに入っていきなりのビッグイベントですから、テンション上がるでしょうね。

 

 今も昔も変わらないと思いますが、中学生高校生(に限らず?)の一番の興味は恋愛のようです。「中高生の本分はがくぎょうである」とか「中高生らしい恋愛を」とか、心にもないことを言うつもりは当然ありませんし、恋愛に限りませんが、自分の人生なので、やりたいことを好きなようにやったら良いと思っていますし、生徒との話でも、そのスタンスでおしゃべりします。

 

 だからなのかは知りませんが、恋愛の話で相談されることが少なくありません。相談と言っても、こちらの意見をすんなり受け入れるような生徒たちばかりではないので、相談というより議論という方がふさわしい雰囲気になります。そんな生徒たちと、この間、「付き合う」について議論しました。

 

 私の方から吹っ掛けたのですが、生徒があまりにも「付き合う」という単語を簡単に使うので、そもそも「付き合う」って何?「付き合う」の定義は?と問うてみました。定義を考えることは数学的な行為です!「知らーん、分からーん」となるかと思いきや、意外にも真剣に考えてくれました。

 

 最初は、「付き合うって何?」→「彼氏彼女の関係になることよ」→「彼氏彼女って何?」→「恋愛する関係ってことよ」→「恋愛って何?」→「二人っきりでデートしたりすることよ」・・・のような細かい定義の確認から入って、「付き合い始めてからデートするの?付き合えるかどうか見定めるためにデートするんじゃないの?」などちょっと揺さぶりながら議論を膨らませてみました。

 

 すると、生徒からも「あれ?付き合うって何だろ?」と真剣に考える様子もうかがわれ、お世辞にも勉強ができるとは言えない子たちも真剣に考えてくれていました。そこで私はすかさず、「こういう議論で結論を導くには数学のちからが必要なのよ。数学を勉強したら、こういうのがもっと考えられるようになれるよ。」と言いましたが、それは心には響いていないようでした。残念ながら。

 

 それでも、最終的に、「恋愛で求めるものの違いや、その人の年齢で「付き合う」の定義は異なる」というところまでは議論が進みました。教科書をじっくり読むことができない、じっくり考えることに慣れていない生徒にしては、頑張ってよく考えてくれたと感心しました。

 

 さすが恋愛パワー。当たり前かもしれませんが、みんな自分の興味のあることには真剣になれるんですよね。こんな感じで、もっともっと、数学の必要性を恋愛や日常生活にからめながら伝えていきたいと思っております。

 

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