使える数学を目指して!

数学って何のために勉強するの?という人を減らすためのブログです。お役に立てたならば幸いです。

東京ドーム何個分って考え方は外国でもあるのか?

 中学生くらいだと、単位をおろそかにしてしまう生徒が結構いて(高校生でもいますけど)、例えば、方程式の問題で文字を設定するときに、「クッキーをxとする」という文を平気で書く子がいます。これだと、クッキーの枚数なのか重さなのか値段なのかわかりませんね。もっと言うと、もし重さだとしても単位がグラムなのかキログラムなのかポンドなのか分かりません。ですから、「クッキーの重さをxgとする」などのように書く必要があります。

 

 単位を意識していない子は、頭の中で絵がイメージ出来ていないのではないかと思われます。これだと、自分のあたまで考えて数学を使いこなすことなど出来るはずがありません。

 

 高校化学で「モル」を苦手に感じる生徒が多いのもこういうことが影響しているものと考えられます。モルは、ただの単位で、6.02×10^23(10の23乗)個の集まりが1モルというだけのことなのですが。

 

 化学の話にも通じますが、目に見えていない状態で物事を考えるということが、難解に感じてしまう要因であることは間違いなさそうです。だからこそ、目にみえるようにするためにも単位を意識して明確にして分かりやすくする必要があるのです。

 

 分かりやすくするための単位の例として、「東京ドーム何個分」というのがありますね。46,755㎡らしいのですが、東京ドームを見たことない田舎者の私には、「東京ドーム1個分」よりも、「100m×100m4.6個分」の方が分かりやすいです。残念ながら。

 

 ちなみにこれ、外国でも同じような例え方あるんでしょうかね?そのときの基準が何なのかとても気になります。最近は身近に外国人がいないので今度知り合った際には聞いてみようと思います。

 

 あと、物に置き換えた単位として有名なものと言えば、キティちゃんの身長と体重ですね。身長がりんご5個分、体重がりんご3個分ということです。気になったのでネットで調べてみたところ、色々と検証していらっしゃる方もいたりして、BMIから割り出すと身長に対してりんご3個分は軽いのではないかとか、キティちゃんは女の子だから過少申告しているのではないかとか、面白い記事が載っていたのですが、Wikipediaに載っていた情報で、体重6.6ポンド(りんご3個分)という公式発表があるようです。

 

 これ、おかしくないですかね?1ポンドって約0.45kgだから、りんご1個が約1kgって計算になっちゃいますけど。直径10cmと仮定しても体積は520㎤になるから、密度が1.9g/㎤になってしまいます。砂でも詰まっているのか?

 

 サンリオを敵に回すつもりはないので、今日はこのあたりで。

 

 最後まで読んでいただきありがとうございます。フォローなどしていただけると、喜んでもっと書きますのでよろしくお願いします。