使える数学を目指して!

数学って何のために勉強するの?という人を減らすためのブログです。お役に立てたならば幸いです。

行動にかかる時間を意識する

 今回のエントリーは直接勉強とは関係なさそうに見えるかもしれませんが、自分の行動にかかる時間を意識することは、勉強をしていく上でとても大事なことだと私は思っています。何故ならば、勉強に限りませんが、何かをマスターする上で、ある一定の時間は必要とするからです。もちろん、密度の濃い時間を過ごせば、標準よりも短時間で何かを成し遂げることは可能でしょうが、それでもある程度は時間がかかるわけで、そのためには普段何気なく費やしている時間を削ったりしながら、時間を捻出する必要があります。そのためには、自分が取っているひとつひとつの行動が、いったいどれくらいの時間がかかっているのかを知っておく必要があるのではないでしょうか?

 

 例えば、自分がお風呂に入っている時間って言えますか?私は、風呂に入って、風呂掃除して、着替えて頭乾かして、およそ15分です。

 

 時間の節約や捻出のためには、まず、現状を把握する必要があります。思ったより長くかかっているのであれば、タイムアタックしてみましょう。実際にお風呂に入る前にストップウォッチを押して(携帯でももちろんOK)、いつもよりも急いでお風呂に入ってみて、上がったらタイムを確認してみてください。その時間よりは削ることができないということが分かります。これ以上はタイムを縮められないと分かることは大事です。

 

 勉強するときも時間を計ることはお勧めです。一問解くたびに時間を計れば、スラスラ解いて何分かかるか、解説をじっくり読んだときは何分かかるかなど把握することができますので、勉強の計画を立てるときにも無茶な計画を立てずに済みます。無茶な計画を立てずに済むということは、計画が予定通りに進むということに繋がります。

 

 また、1問という単位ではなくても、例えば、式の展開1問に何分かかるかとか、平方完成に何分かかるかとかを毎日計っていけば、タイムが短くなったとか、意外とかかったらちょっと集中が途切れているんじゃないかとかの指標にもなります。

 

 もちろん、テストにおいても効果を発揮します。解いたことのあるような問題であれば、およそどれくらいかかるか分かることで、試験時間のペース配分を考えることができます。途中で難しい問題に出会っても、残っている問題と残っている時間によっては焦る必要がないなどが分かると落ち着くことが出来るので、平常心で試験に臨めるため、本来の力を発揮しやすいです。

 

 少し話は変わりますが、よく試験に行く前に、「頑張ってね!」と送り出したくなりますね。しかし、試験中に頑張ることはほとんどありません。頑張るのは試験が始まる前までです。試験中に平常心を保つことも、その場で「平常心、平常心」と唱えたところで意味はありません。試験に平常心で臨めるかどうかは、日ごろから本番を想定して自分にプレッシャーをかけながら勉強できたかどうかで決まります。言いすぎかもしれませんが、試験に受かるかどうかが決まるのは、試験当日ではなく、試験直前までの行動のみです。

 

 今年のセンター試験まであと11日、いや、今日はほとんど終わっているので、もうあと10日ですね!最後まであきらめず時間を捻出して1分でも多く勉強してテストに臨み、後悔の無いよう頑張っていただきたいです。