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二桁×二桁の暗算について考える

 そろばんなどを習っていない人からすると暗算って簡単ではないですよね。私もそろばんを習っていないので、そろばん習っていて暗算の早い人を見るとうらやましく思ってしまいます。もちろん今から習っても良いのですが、もっぱら自己流で暗算しています。今回は、この自己流の二桁×二桁の暗算について書いてみようと思います。自己流なので批判は受け付けませんが、もっとこうしたら良いよという前向きな素敵なアドバイスがありましたら、是非、コメントで教えてください!

 

 まず、本題の二桁×二桁の暗算にいく前に、二桁×一桁の暗算について考えてみます。皆さんはどうやってしていますか?例えば、23×4を暗算するとき、先に3×4の計算しますか?小学校で習う筆算ではそうですよね。紙に書いて計算するときはそれで良いと思いますが、暗算するときは、頭から計算していく方が、暗算しやすいと思います。

 

 暗算って、頭の中で一旦数値を覚えておきながら計算しますよね?そのときに、大きい数値から計算していく方が、最終的な掛け算の結果のおよその数が掴めるので覚えやすいんですよ。23×4は、20×4の80を頭の中にキープしておきながら、3×4の12を足す、つまり92になります。

 

 二桁×一桁だとそこまで効果が分かりにくいですが、三桁×一桁までなると分かりやすくなります。例えば、234×6とかやってみてください。

 

 4×6で24を覚えて、30×6で180覚えて、足して、204を覚えて、200×6の1200を足すと1404って、これ、無理でしょ?少なくとも私には無理です。では、頭からやってみます。

 

 230×6から考えます。1200と180足して1380、4×6の24足して、1404!どうですか?頭からゴリゴリ暗算してどんどん足していくと簡単です。

 

 これが出来ると、二桁×二桁の暗算の役に立つときがあります。

 

 では、問題です。32×17を暗算してみましょう。どのような手順で行えばなめらかに暗算出来るでしょうか?良かったら先にやってみてくださいね。

 

 もちろん、計算順序に正解はないと思いますが、320と32×7に分けるのは、ちょっと暗算的には苦しそうです。では、私ならばどうするか。

 

 32は、8×4と分解出来ますね。ですから、17×8の136を先に暗算して、これに4を掛けるというのも良さそうです。130×4が400と120で520なので、これに4×6の24を足して、544となります。

 

 もしくは、136×4の部分を、136を2倍、つまり136+136して272、もう一回2倍して、272+272して544という暗算もアリです。このように、暗算だと、×2するよりも足し算した方がやりやすいときもあります。

 

 いかがでしょうか?個人的な暗算でしたがお役に立てましたでしょうか?あ、先に言っておきますが、二桁×二桁の暗算は、ワンパターンではありません。色んな知識を動員して暗算しています。私は。今回は、掛け算を分解して、掛ける順番を変えてみるというパターンでした。さらに、ときには足し算も有効というものでした。

 

 他のパターンについても、また別の機会にも続きを書こうと思います。気に入っていただけたら、フォローなどよろしくお願いします。